研究と教育


研究課題
(1) 現数分裂機構に関する研究
  相同染色体の対合
相同染色体の分配
組換えとDNA修復の機構
細胞質分離遺伝子の探索と解析


減数分裂中期の相同染色体の対合(左)と
染色体分離の異常(右)。
分裂過程で染色体ブリッジを形成する突然変異体(右)。

細胞遺伝学的解析には蛍光標識などを高感度に検出する機器や3次元構造解析機器を使用する。
(2) 細胞分裂制御機構に関する研究
  細胞分裂遺伝子の発現・制御機構
(3) 精子形成機構に関する研究
  精子の成熟に関する細胞学的解析
不妊精子の生理遺伝学的解析
性比ゆがみの分子遺伝学的解析
(4) 受精に関わる遺伝子の同定とその機能の解明
  受精機構ならびに受精能獲得遺伝子の探索と解析
貯精能獲得に必要な遺伝子の探索と分子遺伝学的解析
精子の室温保存に関する基礎研究

雄における体細胞分裂後期の細胞。姉妹染色体分が分離医を開始している

ショウジョウバエの雄(上)。精子の全体(約2mm)が緑色の蛍光を発する(下)。このような遺伝子組換え精子を用いることで、精子数、貯精、受精に関わる精子の観察が可能となる。
(5)種分化遺伝子の解析と比較ゲノム研究
(6)トランスポゾンの転移機構とその応用研究
 プロテイントラップベクターの開発と プロテイントラップ系統の整備
(7)SNP解析と系統モニタリングシステム整備への応用
(8)変異原性テストへの応用研究
この光精子を用いると卵内に進入する精子(左)や卵内の受精過程(右)を観察・解析することが可能である。