バイオ2003:
ショウジョウバエとDNA
2日目:2003年8月10日

実習では、DNAの抽出・増幅実験の間に、講演と殺虫試験を行いましたが、ウェブページでは、項目ごとに写真を配置しました。

講演:「虫だけを殺すしくみ」
高田容司 先生
住友化学工業(株) 農業化学品研究所

殺虫試験:2日目
それぞれの濃度の殺虫剤で死んだショウジョウバエ、
生き残ったショウジョウバエを数えます。
To live, or not to live
That is a question.
「これはどういうことですか」
きさくに答える高田先生。
データはすぐに入力。
今回の実験で得られたデータについて、高田先生の解説がありました。

DNAの抽出・増幅実験
博士研究員の松林宏先生が
DNA、遺伝子、細胞の関係を説明しました。
PCR法の概略も説明。
ショウジョウバエをトリエチルアミンで麻酔する。
DNA抽出溶液の中にショウジョウバエを入れ、
ペッスルで擦りつぶす。
ブロックヒータにセットし、加熱処理。
DNA抽出液をマイクロピペットで取り出し、
DNA増幅溶液に加える。
サーマルサイクラーにセット。 PCR反応によりDNA増幅中!
(約2時間かかる)
しばし歓談?
右手前は博士研究員のステファン・プリージェント先生
増幅したDNA溶液の一部を電気泳動するために、
マイクロピペットを使い、ゲルに少量のせる。
電気泳動開始! 電気泳動の途中。
三色のバンドはDNAではなく、目印のための染料です。
電気泳動後のゲルに紫外線を当て、
DNAのバンドを見ました。
まとめ
OHPを使って、電気泳動した結果を松林先生が解説しました。

おわりに
ショウジョウバエ遺伝資源センター長の山本先生から まとめのお話がありました。

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会場や実体顕微鏡を提供して下さった、本学繊維学部附属生物資源フィールド科学教育研究センターに感謝いたします。
このプログラムは、 子どもゆめ基金 (独立行政法人 国立オリンピック記念青少年総合センター) の助成を受けています。

$Date: Tue Nov 11 19:12:31 2003 $
By 都丸雅敏
Email: tomaru@kit.jp