共同研究を募集しています

京都工芸繊維大学 昆虫先端研究推進センターでは昆虫先端科学を活用したヘルスサイエンス(ライフサイエンス)研究推進プロジェクトとして,大学および国・公立・独立行政法人の研究機関に所属する研究者,又はこれに準ずる研究者に対し,本センター教員との共同研究を募集しています。(詳細はこちら

ヒト化ショウジョウバエプロジェクト

ショウジョウバエ遺伝資源研究部門が運営する KYOTO Stock Centerは〜30,000系統のショウジョウバエ系統を保有し,国内外の研究者に提供しています.また,新たにヒト超保存配列や 癌ドライバー遺伝子などのヒトゲノム断片を組み込んだヒト化ショウジョウバエ系統(humanized fly)群を作出,収集しています。

ショウジョウバエ遺伝資源研究部門はこうした新規系統の開発力と数千系統規模の潜在的な余剰系統保有能力をもって,生物種の枠を 超え,ゲノム配列の機能と進化を解析するためのショウジョウバエ遺伝資源(species-ized fly)を提案します。高速に,多数の系統をスクリーニングできる利点を活かし、3万の遺伝子だけでなく100万の発現調節領域の解析、100ではなく、100×100×100の組み合せ解析をサポートします.ゲノム機能の生体内評価によって、機能予測と予知を進めます。作出した系統はKYOTO Stock Centerを通じ国内外の研究者に提供します。

昆虫先端研究推進センターの共同研究課題の採択件数は年間10件ですが,ショウジョウバエ遺伝資源研究部門では随時,それ以外の申し込み,相談も受けつけています。ヒトに限らず,脊椎動物,無脊椎動物,植物など何でも,興味の生物種の遺伝子やゲノム配列の機能を”ショウジョウバエ”をつかって網羅的に解析してみたい方は,問い合せフォームからご相談下さい。