生命活動は正確であるとともに頑健(ロバスト)でなければなりません。遺伝子の調子がちょっと悪かろうが、間違いが起ころうが、私たちは少々の逆境にもへこたれません。
一方で、生命は進化することを止めることもありません。環境に適応する進化能を併せもちます。遺伝学や発生生物学などのウエットな実験と集団遺伝学を基盤とする理論生物学とコンピューターシミュレーションを駆使したドライな解析の両面から、頑健性と適応という一見、相反する生命現象を支える遺伝子と細胞の働きを明らかにします。
私たちが運営する Kyoto Stock Center (DGRC) は現在、25,000を超えるショウジョウバエ系統を維持・管理しています。豊富な遺伝資源と恵まれた研究環境を生かし、日々研究に励んでいます。
頑健さは年齢と無縁ではありません。頑健さを通して老いること、死をみつめなおします。不老不死ではなく、生と死、老いについての理解を深めることで減薬社会をめざします。
お問い合せは 高野 敏行 まで。
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京都市右京区嵯峨一本木町1
京都工芸繊維大学 昆虫先端研究推進センター
ショウジョウバエ遺伝資源研究部門
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