京都工芸繊維大学

メニューをスキップ

ホーム / ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP) / トピックス / 日本新薬株式会社から施設建設費の寄付を受けました

日本新薬株式会社から施設建設費の寄付を受けました

日本新薬(株)からのご寄附(日本新薬ニュースTOPICS

生物遺伝資源事業への温かいエール
ーバイオリソースへの期待ー

この度、日本新薬(株)と個人篤志家から、ナショナル・バイオリソース・プロジェクト「ショウジョウバエ」の事業にご理解とご支援を頂き、一億円のご寄附を受けました。

日本新薬(株)の歴代の会長、社長は地域に還元できる企業育成を目指し、環境・風致を考慮した京都市の発展、京都市の文化の継承につながる社会貢献をしてこられました。今回のショウジョウバエという比較的地味ではありますが、基礎生命科学研究には不可欠な研究材料にご理解とご支援を頂けることになりましたのも、日本新薬(株)の社風とも言える企業哲学に根ざしているのであろうと、大変有難く感謝しております。

日本新薬(株)会長からは、基礎生命科学研究の発展のために、ナショナル・バイオリソース・プロジェクト「ショウジョウバエ」が平成18年度に終了することなく、継続する必要性を強く認識して、京都工芸繊維大学ショウジョウバエ遺伝資源センターの更なる発展を側面から支援し、事業実績の向上と、研究成果の蓄積を応援します、と温かいエールが添えられています。

ショウジョウバエ遺伝資源センターはナショナル・バイオリソース・プロジェクトの平成18年度以降の見通しを立てるために、最大限の努力をしており、系統維持数では世界一になっております。しかし、国際的信用を獲得するにはこれからも長い努力が必要です。本ご寄付は、これからも継続して事業、研究の両面で業績を発展させていく上での貴重で得難いエールとなり、活力源となります。さらなる発展を見届けて頂けるように励んでいきたいと感謝申し上げます。

今回の寄附に至った経緯は、本学ホームページに記載されているとおりですが、本大学と日本新薬(株)とで培われた友好的土壌に、生物遺伝資源の重要性をご理解頂けたことが、このような結果につながったと深く感謝しております。

 
京都工芸繊維大学
ショウジョウバエ遺伝資源センター
センター長 山本雅敏

嵯峨団地研修・宿泊施設(仮称)完成予想図
セミナー・研修室、ギャラリー・対話室

関連サイト:
・日本新薬株式会社の関連ページ
・ナショナルバイオリソースプロジェクトの情報公開サイト
・京都工芸繊維大学ホームページ/紹介ページ


日本新薬ニュース2005 TOPICSの内容

2005年3月10日
「ショウジョウバエ遺伝資源センター」の研修・宿泊施設建設資金寄付について

このたび日本新薬は、京都工芸繊維大学嵯峨野キャンパス内にある「ショウジョウバエ遺伝資源センター」に付属する研修・宿泊施設の建設資金を、当社元社長・森下弘氏のご子息と共同で、寄付致しました。
 ショウジョウバエは哺乳類のネズミよりヒトから遠い昆虫ですが、飼育が容易で世代交代が3週間と短いので研究には便利な生物です。遺伝子についてもヒトと共通する部分が多く、マウスとともに貴重な研究資源になっています。当「ショウジョウバエ遺伝資源センター」は1万6千系統ものショウジョウバエを維持し、インディアナ大学と共に世界で只二つ国際公認のショウジョウバエ提供機関となりましたが、国の予算上、研究者や研修生を受け入れる付属設備がなく、ナショナルバイオリソースプロジェクト「ショウジョウバエ」の中核機関としてプロジェクト推進に支障がありました。
 こうした事情を受けて、当社は地元と世界の遺伝子科学に貢献する企業メセナとして、森下氏はご尊父の遺志を受け継ぐものとして、合計1億円の建設資金を提供することに致しました。年内に完成する予定で、完成後は国際的な研究交流を含め教育研究の飛躍的な発展が期待されます。

〒616-8354 京都市右京区嵯峨一本木町1 Tel: 075-873-2660(代) / Fax: 075-861-0881 / jpn-fly@kit.jp Copyright © Drosophila Genetic Resource Center. All rights reserved.