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2007年度京都府立網野高等学校 SPP

京都府立網野高等学校1年生のサイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)の開催

日時:2007年8月21日(火)10:30 - 15:30
場所:京都工芸繊維大学嵯峨キャンパス ショウジョウバエ遺伝資源センター 学道会館


 ショウジョウバエ遺伝資源センターでは、京丹後市の京都府立網野高校から付き添いの先生方を含む34名を迎えて、サイエンス・パートナーシップ・プロ ジェックト(SPP)(講座型学習活動)を開催した。このSSP事業は、大学との連携により、観察、実験、実習等の体験的な活動を通して、科学に対する興 味・関心と知的探究心等の育成を目的とした活動(科学技術振興機構の支援による)であり、京都府立網野高等学校の研究課題名「サイエンスアップ(探究工 房)~理科おもしろ実験室~」として開催された。本センターでは地域貢献事業のひとつとして実施した。
 学道会館において、生物の設計図である遺伝子と生命科学研究におけるショウジョウバエの重要性に関する講義をおこない、つづいてショウジョウバエの突然 変異体を観察する実習をおこなった。さらにセンターに設置されている研究・分析機器(大量飼育関連設備、電子顕微鏡、DNAシークエンサー、質量分析計) についての解説に続いて、センター棟内で実際にそれらの機器を見学した。

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ショウジョウバエの突然変異を実体顕微鏡で観察
DNA塩基配列解析装置の説明を 聞く
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低真空走査型電子顕微鏡による表面構造の高倍率拡大観察
遺伝学におけるショウジョウバエの役割と重要性に関する講義


事業終了後、参加し た生徒から以下のような感想が寄せられている:
・「ショウジョウバエこそ研究に役立つ生き物だとあらためて思った。」
・「DNAがどう並ぶ か、どう働くかで、あのような突然変異体が生まれてくるなんて不思議だ。」
・「最新の飼育瓶洗浄機などをみせてもらい、本当に最先端だと驚いた。」。
本事業 は、生徒の科学に対する興味・関心の向上ならびに本センターの研究支援業務の理解にも役立った。
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