多数の皆様のご来聴をお待ち致しております。
日時 | : | 2012年 8月24日(金)午後4時から5時30分 |
場所 | : | 京都工芸繊維大学松ヶ崎キャンパス総合研究棟4階多目的室 (京都市左京区松ヶ崎御所海道町) |
講演者 | : | 林 茂生 博士 (理化学研究所 再生・発生科学総合研究センター 形態形成シグナル研究グループ) |
タイトル | : | 発生を司る細胞と組織の形と力 要旨 動物の発生は割球の上皮化で始まり,動物発生は割球が上皮化し胚内部が外部環境から安定に仕切られる事で始まる.形態形成運動において上皮は連続性と閉鎖性を維持すると同時に陥入,間充織化,遊走などにより多様な形態の組織を作り出す.上皮はどのようにして安定性と運動性という相反する性質を両立させつつ新たな形態を作り上げるのだろうか?この問題の解明に向けて我々はショウジョウバエ胚を用いた観察、計測、遺伝的、物理的阻害実験などを通じたアプローチをとっている。呼吸器である気管上皮は平面上皮の環状化,管の伸張,分岐,管の結合を通じてネットワーク構造を形成する.このダイナミックなプロセスの背景にある分子と細胞のしくみの解明に向けての取り組みを紹介する. |