Drosophila Genomics and Genetic Resources

京都教育大学附属高等学校のスーパーサイエンスハイスクール（SSH）の活動に協力し、特別授業を2013年8月20日（火）・21日（水）の２日間に亘って実施しました。同校１年生の生徒９名と引率教諭が参加し、当センターの都丸が担当しました（補助：大迫・技術職員）。

テーマは「ショウジョウバエの突然変異の観察　〜お酒に強いショウジョウバエと弱いショウジョウバエ〜」で、アルコール脱水素酵素（Adh）の突然変異体を用いたアルコール耐性の実験を主に、ショウジョウバエの可視突然変異の観察、野外採集の３つの内容で実施しました。

野生型と突然変異体ではアルコール類に対する反応が異なることが２日間の実験で明確に示されました。可視突然変異の観察では見分けが難しい突然変異に少し苦労したようです。野外採集では（猛暑のためと思われますが数が少なく）数匹の個体が採集でき、コンピュータの分類を利用し何とか同定できました。

終了が予定時間より延びてしまい生徒さんにはご迷惑をお掛けしてしまいました。来年への反省といたします。

会場を貸与して下さった生物資源フィールド科学教育研究センターに感謝します。（MT）

参考：ショウジョウバエを用いたアルコール耐性実験の教材化

京都教育大学附属高等学校のページ：
スーパーサイエンスハイスクールについて
過去の特別授業風景
・2012年度
・2011年度