京都工芸繊維大学

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センター棟

外観

敷地が風致地区に隣接している関係上、外観は和風感のある変形寄せ棟の勾配屋根とし、柱型も柱の大きさを感じさせない工夫を施した。さらに環境への配慮により太陽光発電装置を採用した。

内部1階

ショウジョウバエ系統の管理

外部から新しい系統として導入するショウジョウバエにより維持系統へのダニ やカビなどの汚染防止対策を施すため、関係者以外の入退室の管理、二重の出入口扉の設置による受付機能の強化、さらに検疫体制の強化を重点項目として設計 されている。外部から導入された系統のルートを赤線で示した。

内部2階について

ショウジョウバエ系統は適正温度に管理された恒温飼育室内で維持される。ショウジョ ウバエの一世代は23℃で約二週間、18℃では約四週間と温度による発生・成長速度が異なる。恒温機の故障等による異常温度が原因で系統が死滅する事故は ショウジョウバエの系統維持管理上重要な問題である。この問題の解決を計るため本センターの恒温室に2段階の温度制御装置を取り付けた。また、万一の事故 に備えて系統は重複して維持されるが、その恒温飼育室の配置にも工夫し、本施設の両端に恒温室を設置することで一方の棟に火災等不慮の災害が起きた場合で も系統の損失を最小限にとどめるように設計されている。

突然変異は自然発生的に生じる。その頻度は10万匹に1匹の割合であるが、ショウ ジョウバエ系統を維持している飼育ビンの中で突然変異が発生するとその系統は数世代後に維持が困難になる可能性がある。このため、系統の高品質性を維持す るためのモニタリングを行うため、常に遺伝学実験や分子生物学的遺伝子解析やゲノム解析研究を維持し、系統の品質管理を行う必要がある。

ショウジョウバエ遺伝資源センター建設工事進捗状況

2000.06.02
南棟・北棟:基礎部分の工事中

南棟 現場詰所2階窓より

南棟 現場詰所2階窓より

北棟 現場詰所2階階段より

北棟 現場詰所2階階段より
2000.09.26
南棟:屋根のコンクリートほぼ完成 外壁工事中、北棟:屋根部分の工事中

農場2階東側ベランダより

農場2階廊下の窓より

農場2階研修室1ベランダより

農場2階研修室6ベランダより
2000.10.16(Mon)
南棟:外壁工事中、北棟:屋根部分まで完成
(クリックすると拡大版を見ることができます。)

北側道路から

北棟部分

正面玄関部分

南棟
2000.11.21(Tue)
足場は完全にバラされ、主に内装工事が進行中
(クリックすると拡大版を見ることができます。)

北棟北側から

北棟部分

正面玄関部分と北棟

南棟
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