京都工芸繊維大学

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第84回日本遺伝学会大会(九州大学)で発表をおこないました

 9月24〜26日にかけて九州大学で行われた第84回日本遺伝学会大会で当センターの高野教授が以下の内容で発表をおこないました。

講演番号:2B-08
講演題目:ショウジョウバエ複眼サイズの変異メカニズム
講演者:京都工芸繊維大学・ショウジョウバエ遺伝資源センター・高野敏行、
国立遺伝学研究所・構造遺伝学研究センター・鈴木えみ子

 体や器官のサイズは生存確率や競争の勝敗を決める要因であり、遺伝的に制御されている。驚くことに器官は自律的に“正しい”サイズを知っているかのように振る舞うが、その機構はよく分かっていない。器官サイズの制御と進化の機構の理解を深める上でショウジョウバエの複眼は優れたモデル系である。実際、ショウジョウバエの個眼数は近縁種のなかでも700から1000を超えるまで変異性に富んでいる。本講演では成虫原基のなかで異なる組織への細胞の分配が種間のサイズ変異の主因となっていることを示す。これは翅で想定されるサイズの制御機構とは大きく異なる。サイズ制御の仕組みは区画化の時期に大きく依存することを示している。

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