顕微鏡講習会

- 顕微鏡講習会に参加いただきありがとうございました -

　平成17年1月18日より20日までの3日間、京都工芸繊維大学松ヶ崎キャンパス内総合研究棟４F多目的ホールにおいて顕微鏡講習会をオリンパス株式会社様の協賛をいただき開催しました。 学内のみならず海外からも参加者があり、盛況のうちに無事終了いたしました。
最初にオリンパス株式会社の担当技術者から、顕微鏡の取り扱い方から最新機能までの講義をしていただきました。 そのあと最新モデルである、 共焦点レーザー走査顕微鏡 FV-1000、 ディスク走査顕微鏡DSUシステム、 フォーカスずれ補正顕微鏡ZDCタイムラプスシステムの実習をおこないました。 また１分子蛍光分析システムについて講義と展示をしていただきました。 各顕微鏡についての詳しい説明は、使用機器一覧(pdf版(約38kbyte) / html表示)をご覧ください。
　今回は、講義と実習を通して、技術者の方々ともじっくりと質問、意見交換することができ、新しい研究への発展につながる良い機会をつくることができました。 協賛いただきましたオリンパス株式会社ならびに協力いただきました学内の先生方にお礼申し上げます。

1. 日時：平成17年１月18日（火）〜20日（木）・午前10時〜午後６時
   　
2. 会場：京都工芸繊維大学総合研究棟4F多目的ホール
   　
3. 講習内容：
   実習の様子（クリックすると画像がみられます）
   　

１月18日（火）	午前　使用顕微鏡の原理、使用法について（講義） 午後　実習
１月19日（水）	午前　実習 午後　実習
１月20日（木）	午前　使用顕微鏡についての質議 午後　実習

　
実習で得られた画像例

1. ショウジョウバエ３齢幼虫唾腺細胞核のホールマウント標本の免疫染色像（3D画像）
   青（DAPI染色）、緑（Histone2A::GFP）、赤（ヘテロクロマチンタンパクHP1抗体による免疫染色）。
   共焦点レーザー走査顕微鏡 FV-1000を用いて、標本をZ軸方向に 0.5 μm おきに変化させて30枚の画像を取得。それらを重ねあわせた3D画像(AVI File・size：約23 Mbyte)。
   
   　
2. ショウジョウバエ３齢幼虫の脳球および胸部神経節と複眼触覚原基のホールマウント標本の免疫染色像（３D画像）
   緑（抗チューブリン抗体染色）、赤（モノクローナル抗体22C10による抗体染色）
   ディスク走査顕微鏡DSUシステムを用いて、標本をZ軸方向に 1μm おきに変化させて60枚の画像を取得。それらを重ねあわせた3D画像(AVI File・size：約32 Mbyte)。
   
   　
3. ショウジョウバエ初期胚の核分裂のライブ観察
   緑（Tubulin::EGFP）、赤（Histone2A::EYFP）
   共焦点レーザー走査顕微鏡 FV-1000を用いて、サイクル13を20秒おきにタイムラプス観察した画像12枚を表示。
   
   　
4. 参加人数：27 名
   学内　23 名　学外４名（うち海外１名）
   

   今後ともショウジョウバエ遺伝資源センターをどうぞよろしくお願い申し上げます。

研究者各位

- 顕微鏡講習会へのご案内 -

拝啓

師走の候、皆様方におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素はショウジョウバエ遺伝資源センターの系統をご利用いただき誠にありがとうございます。
このたびショウジョウバエ遺伝資源センターでは、オリンパス株式会社様の協賛をいただき、オリンパスの最新型顕微鏡を用いた講習会を下記のように開催することになりました。
最新の顕微鏡機器を使用する講習会を設けることで、新しい研究への発展と企業への要望を考察する機会にしたいと考えました。ご案内が遅くなり申し訳ありませんが、皆様のふるっての御参加をお待ちしております。参加希望の方は、下記要領でお申込みください。なお受講定員になり次第締めきらせていただきますので、ご了承ください。

敬　具

− 記 −

1. 日時：
   平成17年１月18日（火）〜20日（木）・午前10時〜午後６時
   　
2. 会場：
   京都工芸繊維大学総合研究棟4F多目的ホール

京都市左京区松ヶ崎御所海道町
（京都市営地下鉄烏丸線松ヶ崎駅下車徒歩７分）

大学ホームページ：　http://www.kit.ac.jp/
交通案内：　http://www.kit.ac.jp/01/01_110000.html

※会場はショウジョウバエ遺伝資源センターではありませんのでご注意ください。

3. 講習内容：

オリンパス（株）製の最新モデルである、共焦点レーザー走査顕微鏡 FV-1000、ディスク走査顕微鏡DSUシステム、フォーカスずれ補正顕微鏡ZDCタイムラプスシステムの原理、使用法の講義（オリンパスの担当技術者による）と実習をおこないます。但し、１分子蛍光分析システムは講義と展示だけです。各顕微鏡についての詳しい説明は、使用機器一覧(pdf版(約38kbyte) / html表示)をご覧ください。

１月１８日（火）	午前　使用顕微鏡の原理、使用法について（講義） 午後　実習
１月１９日（水）	午前　実習 午後　実習
１月２０日（木）	午前　使用顕微鏡についての質議 午後　実習

講習に用いるサンプルは主として当方で準備いたしますが、観察の時間に少し余裕がありますので、サンプルを持参していただくことが可能です。ご希望の方は事前（１月８日まで）にご連絡ください。観察に使用するサンプルの選択は原則として申込み順とさせていただきます。

講習内容の詳細については、ショウジョウバエ遺伝資源センター該当ページ（http://www.DGRC.kit.ac.jp/microscope/）でも公開いたします。

4. 受講人数：２０名
   　
5. 受講料：無料。
   尚、宿泊は各自用意ください。昼食、夕食は本学生協が利用できます。
   　
6. 応募方法：
   下記必要事項を記入した申し込み用紙を各自作成し、FAXあるいはe-mailにてお送り下さい。
   • 件名(標題)：ショウジョウバエ遺伝資源センター顕微鏡講習会申込書
   • 氏名
   • 所属（学生の人は指導教官名）
   • 職名または学年
   • 連絡先住所、電話番号、e-mailアドレス

   受講定員になり次第締めきらせていただきます。

7. 申込み先：
   〒616-8354 京都市右京区嵯峨一本木町
   京都工芸繊維大学ショウジョウバエ遺伝資源センター
   FAX：(075)861-0881
   E-mail:office@DGRC.kit.ac.jp
   　
8. 問い合わせ：
   京都工芸繊維大学ショウジョウバエ遺伝資源センター
   電話：(075)873-2660
   担当：井上喜博（世話人）

今後ともショウジョウバエ遺伝資源センターをどうぞよろしくお願い申し上げます。