日 時: | 2005年6月23日(木)午後3時30分~午後6時 |
場 所: | 京都工芸繊維大学ショウジョウバエ遺伝資源センター会議室 |
出席者: | 布山 喜章 (元東京都立大学教授) 木村 正人 (北海道大学教授) 多羽田哲也 (東京大学教授) 高野 敏行 (国立遺伝学研究所助教授) 山本 雅敏 (京都工芸繊維大学教授) 上田 龍 (国立遺伝学研究所教授) 松田 宗男 (杏林大学教授) 和多田正義 (愛媛大学助教授) 都丸 雅敏 (オブザーバー,京都工芸繊維大学助手) 小牧 靖昌 (オブザーバー,京都工芸繊維大学研究協力課主査) 林 徹 (オブザーバー,京都工芸繊維大学研究協力課主査) |
欠席者: |
上村 匡 (京都大学教授) 山崎由紀子 (オブザーバー,国立遺伝学研究所助教授) |
- 記 -
議題
1.平成17年度業務事業計画(案)について
2.その他
以上
1.平成17年度業務事業計画(案)について
[全体計画と中核機関]
山本委員から、平成17年度業務事業計画(案)について資料(html)にもとづき、ナショナルバイオリソースプロジェクト「ショウジョウバエ」全体について説明があり、引き続き、中核機関(京都工芸繊維大学)の業務計画の説明があった。
これについて、新規に収集する計画の系統(ケンブリッジ大学ED系統、UCLAのFRT-lethal系統)について、遺伝的バックグラウンドの均質性や 系統作製プロジェクトについて質疑があった。中核機関では国内からの系統依頼数が多く海外からの依頼数が少ないことから、海外へ系統センターとしてアピー ルすると山本委員より発言があった。講習会を計画になっているが、中核機関で行う講演会をこれにあてる予定である旨山本委員より説明があった。
[サブ機関]
上田委員から資料とウェブページを利用し、国立遺伝学研究所の業務計画と一新したデータベース(RNAi系統を含む)の説明があった。RNAi系統の提供 については、MTAが必要であるとの説明があった。2500という整備収集目標系統数について質疑があり、この数字はNBRPの当初業務計画を策定したと きにできた数字で、三菱科学生命科学研究所との間で契約ができていること、2500系統を越えるには新たな契約が必要な旨、上田委員より回答があった。
和多田委員から資料にもとづき、愛媛大学の業務計画の説明があった。ウェブページ上に、系統に付加する資料として系統樹が提供あるとよいとの意見が高野委員よりあった。
松田委員から資料にもとづき、杏林大学の業務計画について説明があった。アメリカ合衆国で進行中の、他種のゲノムプロジェクトで使われた系統すべてを請求中であるとの説明があった。
[BACライブラリ]
松田委員から資料にもとづき、BACライブラリの進行状況について説明があった。他種のBACライブラリのend sequenceがmelanogasterをreferenceにしてどれくらいの精度かとの質問があり、ananassae、aurariaは約 50%との回答があった。
2.その他
中核機関で進めている系統の課金システムについて、国内は円建て、海外はドル建て、支払いはクレジットカード、課金の実施は10月1日を目標としている旨 説明があった。また、中核機関の利用者IDであるDGRC IDをサブ機関と共通とし、利用者の便宜とシステムの効率化を図る予定との説明があった。
ナショナルバイオリソースプロジェクト開始後リソース提供先がリソースを利用して発表した論文のリストについて、追跡調査の依頼がNBRP担当事務局の三 菱総合研究所からあり、リソース提供先に依頼している旨説明が山本委員よりあった。このことについて、各委員に対しユーザに尋ねられた場合は、協力するよ うに伝えて下さるようにとの依頼が山本委員よりあった。
1.2.の議題について承認された。