DGRCニュース
(ショウジョウバエ遺伝資源センター・ニュース)
(2003.8.28)
標記事業につきまして、エンドシーケンシングをどのショウジョウバエ種に行うかについて最終的な結論が出ましたので、お知らせ致します。
ショウジョウバエ5種 (D. simulans, D. melanogaster, D. ananassae, D. sechellia, D. auraria) のBACライブラリーの作製が、理化学研究所ゲノム総合研究センターで進められております。BACライブラリーを有用な遺伝資源 として活用するために、5種全てのエンドシーケンシングを行う必要があります。 3種に限定せざる場合、優先順位を決めることも非常に困難です。 そこで、理化学研究所ゲノム総合研究センターと打ち合わせを行い5種全てのBACライブラリーのエンドシーケンシングを行うことと致しました。 しかしながら、分析対象となるそれぞれの種あたりのBACクローン数は減少しますが、使用する上で支障のない程度の塩基配列情報が得られると思われます。
得られました塩基配列情報は、DDBJに送られます。
BACライブラリーの完成は年内までにという予定です。完成した場合、DDBJへのデータの送付、BACライブラリーの提供準備の整備については、ショウジョウバエ遺伝資源センターホームページならびにJFly等でお知らせ致します。
参考:http://www.DGRC.kit.ac.jp/NBR/ (“ゲノム解析事業” 参照)
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山本 雅敏
京都工芸繊維大学ショウジョウバエ遺伝資源センター
〒616-8354 京都市右京区嵯峨一本木町
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e-mail:yamamoto@kit.jp
http://www.DGRC.kit.ac.jp/
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Jflyメーリングリスト(Fri, 28 Aug 2003 14:10:34 +0900)より転載